喀痰吸引等研修概要

基本研修・実地研修に限らず

オンラインでのご受講も可能

高齢化に伴い、看取り介護の需要が増加中

日本は65歳以上の人口の割合が、全人口の21%以上を占めている、超高齢化社会です。国立社会保障・人口研究所が公表している「日本の将来推計人口」によると、2030年には全人口の約32%(約3,685万人)が65歳以上になり、年間の死亡者は約165万人に達すると予測されています。

高齢化に伴い死亡者数が増加し、人口減少が加速する状態を「多死社会」と言います。多死社会の到来により、臨死期を迎える場所を見つけられず、適切なケアを受けられない「看取り難民」が増加。2030年には、看取り難民が約47万人(全人口の約28%)に達すると予想されているのです。

このことから、近年は「看取り介護」の需要が増えています。看取り介護とは、人が自然に亡くなっていくまでを見守り、支援することです。

不特定多数対象 第1号・第2号研修とは

喀痰吸引(かくたんきゅういん)等研修は、自力でたんを吐き出せない方や、口から食事を摂ることが難しい方を支える人材を、育成するための研修です。

具体的には「たんの吸引(⼝腔内、⿐腔内、気管カニューレ)」や「経管栄養(胃ろう腸ろう、経⿐経管栄養)」を実施するための知識・技術を学びます。

たんの吸引と経管栄養は医療行為です。そのため従来は医師と看護師等しか対応できず、介護職員等は実施できませんでした。

しかし法改正により、平成24年4月からは一定の条件を満たすことで、介護職員等もそれらを実施できるようになったのです。

主な条件は「基本研修」「実地研修」を修了して都道府県の認定を受け、医師の指⽰及び看護師との連携のもとで実施すること。研修は、不特定多数を対象にした第1号・第2号と、特定者が対象の第3号があります。

喀痰吸引等研修(不特定多数の⽅に対応)
基本研修 実地研修
  • 講義(50時間)
  • 筆記試験
  • 各行為のシミュレーター演習
第1号研修
以下5行為をすべて実習
第2号研修
以下5行為のうち、希望する行為を実習
(1行為以上4行為以内)
  • ①⼝腔内の喀痰吸引
  • ②⿐腔内の喀痰吸引
  • ③気管カニューレ内部の喀痰吸引
  • ④胃ろうまたは腸ろうによる経管栄養
  • ⑤経⿐経管栄養

【注意点】
第1号・第2号研修は、原則「人工呼吸器装着者」への研修は実施しておりません。
もし人工呼吸器装着者に対する処置も必要な施設様や事業所様は、別途ご相談ください。

【ステップ1】講義(50時間)

厚生労働省が定める研修力リキュラムに基づき、喀痰吸引・経管栄養に必要な基礎知識を50時間の講義(約7日間)で学びます。講義中も喀痰吸引・経管栄養を行う際に必要な器具や、シミュレータ(訓練モデル)を用いて喀痰吸引・経管栄養の実施手順をしっかりと学習します。

【ステップ2】筆記試験(認定評価)

講義で学んだことを確認するために筆記試験(四者択一式)により、知識の習得を確認します。合格基準に達しない受講者に対しては、再試験を行います。合格された方は、演習に進むことができます。

【ステップ3】シミュレーター演習(認定評価)

筆記試験合格者に対して、喀痰吸引、経管栄養及び救急蘇生法の演習を行います。シミュレーター(訓練モデル)吸引装置等を使用して、下記カリキュラムに示す行為の種類ごとに所定の回数を行います。各行為について講師の評価を受け、国の「喀痰吸引等研修実施要綱(平成24年3月30日)」に定める「基本研修(演習)評価基準」の手順通りに実施できると認められた場合、演習の終了となります。

【ステップ4】実地研修(病院 or 自施設)

基本研修(講義及び演習)終了後、実地先病院様もしくは所属事業所(法人内他事業所を含む)の利用者様の協力を得て、指導看護師の指導の下で下記力リキュラムに示す行為の種類ごとに所定の回数の実地研修を行います。

  • ※なお、実地研修で指導にあたる指導看護師がいない場合は、当社主催による医療的ケア教員講習会(看護師の指導看護師講習会)を1日間受講(受講は正看護師のみ・別途条件があります)していただきますので、別途通知いたします。
  • ※当法人から実地研修先のご紹介が必要な場合は、実地研修の体制が整っている施設にて、看護師の指導のもとにご利用者様にご協力いただき、所定の研修を行います。実地研修に必要な日数は2~5日間前後ですが、お住まいの地域や実地研修先などにより異なります。

【ステップ5】修了証書発行について

すべての研修課程を修了した方には、登録研修機関から「喀痰吸引等研修修了証書」を発行します。発行された喀痰吸引等研修修了証書を認定証交付申請書類に添付し、都道府県への認定を受けていただきます。

  • ※都道府県に喀痰吸引等事業者登録をされていない事業所は、認定を受けた介護職員等による喀痰吸引等の行為を業務として実施する事はできません。

【ステップ6】各都道府県への申請

各都道府県へ「認定特定行為業務従事者の交付申請」を行う必要があります。申請時には、「修了証明書」「住民票」などの必要書類を添付しなければなりません。承諾されると、「認定特定行為業務従事者資格証」を受け取れます。

【ステップ7】所属事業所での登録

「認定特定行為業務従事者資格証」の写しを所属事業所へ提出し、登録手続きをしてもらいましょう。登録完了後、喀痰吸引および経管栄養を実施できるようになります。

カリキュラム

基本研修の概要と注意点

【対象者】
学歴や経験などの受講資格はありません。基本研修を受講していない方、全員が対象です。介護福祉士や訪問介護員といった、介護従事者の受講を推奨しております。
【形式】
  • 講義
  • 筆記試験(四者択一)
  • シミュレーター演習(手技)
【時間】
50時間以上及び規定回数
【免除資格】
以下の対象者は、受講が免除されます。

  • 実務者研修修了者
  • 喀痰吸引等研修基本研修修了者(および2号研修修了者)
  • 専門学校等で「医療的ケア50時間及び演習」の終了者
【注意点】
本研修は、特定者を対象にした第3号研修ではありません。

実地研修の概要と注意点

【対象者】
プレゼンス・メディカルにて基本研修を修了した方。
もしくは研修免除者で、プレゼンス・メディカルでフォローアップ研修を受講した方が対象です。
【形式】
利用者様および患者様への実習
【時間】
各行為ごとに規定回数以上
【免除資格】
第2号研修修了者で、すでに実地研修を修了している方は受講が免除されます。
【注意点】
基本研修免除相当の資格を保有している方は、プレゼンス・メディカルにてフォローアップ研修の受講が必要です。なお、他の研修施設等での履修者に限ります。

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受講検討者の人数と正社員・非正規社員の内訳、実地研修施設の紹介の有無をお知らせいただけましたら、助成金受給額をシミュレートさせていただきます。シミュレーションや相談は何度でも無料で行なっておりますので、お気軽にお申し付けください。

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